工場 ジュニア探偵小説 日本名探偵文庫19 洞窟の魔人 南洋一郎 ポプラ社

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昭和31年・版数不記カバー(本体から独立)貸本仕様(奥付頁ほか計4ヶ所に貸本店印、見開きや小口への押印はナシ、糸綴じやノド補強もナシ)併録短編の冒頭頁1枚欠け(話の筋を見失うことはありません)ヤケ・シミ・イタミ
※カバーは少キレなど見られますが、外気に触れないよう保管されていたと思しく、紙質の劣化が最小限の美観を保っています。
※「南洋の大冒険物語」を書かせれば右に出る者のない南洋一郎でしたが、こと「都会を舞台にした探偵小説」となると、あまり得意とは言い難い印象がある…というのが衆目の一致するところでしょう。ところが、本作『洞窟の魔人』では、その探偵小説に「日本国内の隠された秘境」と「血脈の謎」をプロットに取り入れたことで、どこか横溝正史お得意の伝奇探偵小説を思わせる作風となっており、南ジュブナイルでは例外的と言える探偵小説の佳作の部類に仕上がっています。ただし最後の最後に来て作者は、読んでいて思わず「なんでそうなるの?」と言いたくなるような大ズッコケをやらかすのですが、そうした部分も含めて非常な異色作と言うことができるでしょうか。
併録短編『怪盗ルパンと佐久良探偵』は、南洋一郎らしからぬ「卑劣な大悪党のルパン」が敵役として登場してくる怪作・珍作の類なのですが、それもそのはず、元々はルパンの代わりに満州馬賊が跋扈する戦前の作だったものを、戦後の少年雑誌向けにリライトするにあたって、「満州馬賊」の部分を人物の性格はそのままに「ルパン」に置き換えたために、どうにも妙チキリンな代物に仕上ったようです。どおりで戦後が舞台の物語のはずなのに、「満州に戻ってひと暴れする」的ニュアンスの会話が見受けられるわけです。

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